海洋プラットフォーム
Azeri Central East(ACE)プロジェクトは、AZFEN社にとって二番目に規模が大きい重要なプロジェクトになっています。カスタムコンポーネント(カスタマイズ可能なモデリングの省力化機能)やテンプレート、マクロといったTeklaソフトウェアが持つ高度なツールを使用することで、効率的な設計プロセスを実現することに成功しています。。同プロジェクトの施主はBP社およびパートナー企業です。プロジェクトは、カスピ海にある大規模な油田コンプレックスAzeri-Chirag-Deepwater Gunashli (ACG) の開発ステージに入りました。
60億ドルが投資された同プロジェクトには、新しい海洋プラットフォームと日量最大10万バレルの石油を生産する設備が含まれます。2023年に生産を開始する予定で、操業期間中に合計3億バレルに到達する見込みです。
2017年に契約締結され、2049年まで続く同プロジェクトは、生産物分与契約の延長以来初めてとなる大規模な投資決定となりました。1994年の生産物分与契約締結以降、360億ドル以上がACE開発に投資されています。
同プロジェクトは、新しい48スロットでの生産と掘削、および既存のCentral AzeriとEast Azeriのプラットフォーム間に位置する深さ140メートルの分配プラットフォームにフォーカスしています。また、石油とガスをACEプラットフォームから既存のACEフェーズ2の輸送パイプラインに輸送するインフィールドパイプラインもプロジェクトに含まれています。
さらに、Central AzeriのコンプレッサーとインジェクションプラットフォームからACEの設備に注入水を供給するため、ウォーターインジェクションパイプラインがEast Azeri とACEプラットフォームの間に設置される予定です。建設作業は現地のリソースを利用しながら2022年半ばまで実施されます。
AZFEN社は、設計作業に加え、製造、設置、プラットフォームのトップサイドの統合(軽量掘削コンプレックスの製造、荷下ろし、海上での建設段階におけるプロジェクトの取りまとめとサポートを含む)まで行っています。トップサイドユニットはバクー近郊のBibi-Heybatで製作される予定です。